古文書

古文書は、歴史学上、特定の対象へ意思を伝達するために作成された伝達手段のことである。

簡単に言うと、誰か特定の他者に意思を伝えるために作成された物体のことである。

したがって、編纂物である歴史書の類や個人の記録である日記、備忘録、本などの著作物は古文書とは言わない。

しかし、これらの物も「古記録」と呼ばれ、重要な史料であることに間違いはない。

また、逆に、電子メール、個人宛のビデオレターなども歴史学上の史料としては古文書に含まれる。

日本史の分野で多く用いられる用語であり、日本以外をフィールドとする場合、古記録とまとめて文書史料、略して文書と呼ぶことが多い。

今日伝世する古文書の多くは権利関係の文書である。

これは当時、権利関係の文書ばかりが発給されていたということではなく、そのような文書だけが大事に保管され、他の文書は廃棄されたためである。

今日でも証書など大事な書類は引き出しや金庫に保管するが、さほど重要性を持たない文書は役割を終えると廃棄されるのと同じである。
update:2010年03月11日